花粉症が辛い時期になってきました。死にそうです。。。
さて、前回の続きになります。
PC3060 中等教育相談の基礎と方法
1単位目:教育相談を「治療的」、「予防的」、「開発的」とに分け、それぞれの特徴を述べよ。
①治療的・予防的・開発的の意義や機能を明らかにすること(テキスト第2章参照)②具体例は、テキストの第14章、第Ⅴ部、参考文献「生徒指導概要」第5章第3節を熟読すること
③テキストの写しやまとめにとどめず、参考文献も積極的に調べることが望ましい。
まず、こちらについて、前回は「治療的」とか「開発的」とか、テキストに載ってないんですけど!って書きましたが、ネットで検索したらすぐ出てきましたね。
文部科学省のHP
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/002/003/010/009.htm
以下HPから
開発的・予防的・問題解決的援助
スクールカウンセリングは、開発的カウンセリング・予防的カウンセリング・問題解決的カウンセリングの援助段階に分けて考えることができる。開発的カウンセリング
将来、児童生徒が自立して豊かな社会生活が送られるように、児童生徒の心身の発達を促進し、社会生活で必要なライフスキルを育てるなどの人間教育活動を行う。全ての児童生徒を対象とし、教科学習や特別活動、総合的な学習など、学級、学校全体の教育活動を通して、児童生徒の成長を促進する。予防的カウンセリング
児童生徒一人ひとりについて、性格、現在の状況、ストレス、悩み、問題などを把握し、問題が発生しそうな児童生徒に予防的に働きかけ、本人が主体的に自らの力で解決できるよう支援する活動を行う。問題解決的カウンセリング(治療的のことですね。)
問題の発生は、開発的、予防的カウンセリングを行うことで低減されることになるが、人生を生きていく上では、様々な問題に直面する。このような問題については、カウンセリング的アプローチにより問題の解決や不適応状態からの回復を援助する。治療的・予防的・開発的の「意義や機能」については、この文部科学省の文を自分なりに書ければ良さそうですね。
他にも色々HP見て周りましたが、私が大事だなって思った点は以下のことです。
・開発的→児童全員対象(入学時の適応、学習スキル、対人関係スキル等発達上のニーズに関する支援)
・予防的→ 問題が潜在化している児童・生徒を対象(登校しぶり、学習意欲の低下等)
・治療的→問題が顕在化している、あるいは問題が重い児童・生徒を対象(不登校・いじめ、LD、非行など個別の支援)
参考URL
http://www.k4.dion.ne.jp/~tonkatu/soudankihon.html(学校教育相談の基本的な考え方と組織 )
http://www.nps.ed.jp/nara-c/gakushi/kiyou/h18/data/c/02.pdf (開発的な教育相談の在り方)
ここまで分かれば、具体例を探すのは簡単そうですね^^
2単位目:発達障害について説明し、支援の基本的方針と教育相談での留意点を述べよ。
①発達障害には「自閉スペクトラム症」「学習障害」「AD/HD」を含むこと(テキスト5章参照)
②留意点では、「2次的障害」「生徒自身の自己評価」「保護者との協働」「関係機関との連携」などについて考察する。
③インターネットで新しい情報も調べてみると良い(例:発達障害教育情報センターのサイト)
とりあえず、ネット検索しました。
http://icedd.nise.go.jp/?page_id=1(発達障害教育情報センター)
このサイト、なんかレポートで書けるような良い資料ないかな~って感じで検索したんですが・・・
めっちゃ便利ないいサイトじゃないですか!
動画でそれぞれの発達障害に対しての研修動画が載ってるし、資料も見易くてわかりやすい!
これは、教師になる人は時間があるときに見といた方がいいですね。
私も、現在バイト先の塾講で不登校の子の担当をしているので、勉強しなければ!!
ってことで、少し自分なりにまとめてみる(レポートではありません)
自閉スペクトラム症(テキストp57-p62)
自閉スペクトラム症の特徴として、①対人関係や社会性の困難、コミュニケーションの為に言葉を使用する際の困難、②こだわりからくる困難の2つが挙げられる。①について
定型発達(※1)の子どもには1歳前後に認められる共同注意(※2)の遅れが見られる。 このため、社会的参照(※3)の遅れもみられる。
「自分の体験と人の体験とが重なりあうという前提が成り立たない」という特徴を持っているため、思考や気持ちの推測を行うことが、他の子どもたちに比べて遅く、かつ直感的に感情を把握することが難しい。
他者の感情の動きを上手く捕まえられないという弱点があるため、対人関係や集団の活動において、年齢から、できるだろうという期待される適切な関わりや集団参加の仕方を身に付けることが出来ない。この状態は、心の理論(※4)の発達の遅れにより生じているのではないかという考えがある。
☆援助法
→他者の心の動きや理由を一つ一つ、考えさせて理解させていく関わりが、他者との交流で本人が必要な知識を蓄積していく作業になる。自然な共感の難しさを学習により補うことで、他者の思考や気持ちの推測が可能になっていくのである。また、慣例になっている社会的な行動のやり方と、何故必要なのかの意味を解説してあげることが、本人の社会参加を行いやすくする。
②について、
こだわりとは、特別に関心があることに没頭したり、1つのことに固執したりすることをいう。これは先の見通しを立てたり、予測したりする想像力が弱いためであり、状況変化や未知なものに強い不安を喚起されることへの対処にもなっている。子どもによっては、予定の変更や突然の出来事でパニックを起こす場合さえある。
また、自分が1番であることが何よりも重要という考えを持つことがよく見られ、ずるをしても勝とうとしたり、自分が一番上の立場でないと不機嫌になったりすることがある。
☆援助法
→こだわりの対象は変化するが、使われるエネルギー量は変わらない為、「趣味や日常の生活習慣の中のこだわりを増やし、結果として異常なこだわりを減らしていく」という姿勢で関わり、社会に適応出来るようなことにこだわりを向けていくように援助する。
☆全般的な援助について
→ 自閉スペクトラム症の子どもも、言葉には上手く出来ないかもしれないが、皆の仲間に入りたいという気持ちを持っているで思われる為、その気持ちを叶える為に保護者・教員が行うことは、「出来てしかるべきことができない」部分や、仲間から嫌われずに仲良くする為に「しそうもないことをする」部分に他薄て、丁寧に根気よくしつけを続けることである。
また、実際に経験する体験学習の必要と強調されている。子供同士の関わりの中で起きたトラブルを本人が解決しようと試みる援助を行うことで社会性の学びを、作業を一から十まで行わせ身につけさせることで、見通す力を育てていくことが出来る。
※1:自閉スペクトラム症に当てはまらない人
※2:注意を共有しようとする関わり。例)親が子どもの前で指差しをすると、指自体を見ないで指の指している目標物に注意を向けることが出でき、指差し目標があっているかを確認するかのように親を見たりすること等。
※3:子どもが親の表情で自分の行動を続けるかどうかを決める関わりのこと。
※4:他人の立場や支店に立って、その人ならどう考えるのか、どう感じるのかを推測する能力のことである。
学習障害(テキストp65-
学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算するまたは推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。その原因として、中枢神経系に何らの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。と定義している。☆援助
障害をカバーする学習援助が関わりの中心となる。
例(テキストp65)
①聞くことの困難→指示を絵で示したり字で書いたりして資格情報としても掲示する。
②話すことの困難→いつ、だれが、どこで、どうしたのかを訪ねて、それに合わせて話すようにする。話したい内容に関連がありそうな言葉をいくつか掲示して子どもに選ばせる。
等等・・・
自信を失いがちな学習障害の児童・生徒に対して、できところ、得意とすることをできる限り認め褒めて、自己肯定出来る経験が作られるような援助が良いと考えられる。
AD/HD(テキストp66-)
参考URL https://h-navi.jp/(LITAKICO発達ナビ)ADHD(注意欠陥・多動性障害)は英語でAttention Deficit Hyperactivity Disorderの略で、年齢あるいは発達に不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(考えずに行動してしまう)の3つの状がみられる発達障害のことである。
特に、男児には多動と衝動性が見られやすく、女児には不注意のみ認められる場合がある。
①不注意
目に入る周囲の出来事や物に注意がすぐ引っ張られれてしまい、目的とすることに関心を長時間、持ち続けることが難しい状態である。
例:忘れ物が多い、何かをやりっぱなしにしてしまう
②多動性
落ち着きなく動き続け、じっと静かにしていようとしても、本人の意思では動きをコントロールすることが難しい。
例:落ち着いてじっと座っていられない、過度なおしゃべり
③衝動性
行動の抑制が難しい状態
例:順番が待てない、会話の流れを気にせず、思いついたらすぐに発言する
☆援助
援助は、薬物療法と環境調整である。 AD/HDは薬物療法がそれなりに有効であるが、薬の効果の判定を厳密に行うことと、できるだけ期間は限定して用いることが望ましい。薬物療法で「大切なことは、多動という悪い病気を薬物によって取り除こうとするのではないことを、子どもと親だけでなく、教師も理解しておくことである」
その他の発達的な障害(テキストp69-)
①知的能力障害ある特定の学習に限らず知能検査で測られる一般的な知的機能が、IQ65~75の値を示し、社会適応に問題が生じているとき、軽度の知的能力障害と考えられる。
②チック症群/チック障害群
身体の一部を動かしたり、音を出したりすることを本人には制御できない状態
保護者への支援
障害を持つ子どもの保護者は、他の子供たちとの行動の違い、集団参加時いおける特徴的様子やトラブルのため、肩身の狭い思いをすることが多い。子どもと同様に保護者も親としての自信を失っていることが多いので、努力や工夫を認め、頑張ってきたことと辛さに共感することが関わり方として大事である。かなり長くなりました。。。
これを各単位1500字でまとめないといけないので、大変ですね。(>_<)
では、私はこれからレポート作成に移ります。
では!
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